BIBLE STUDY

新しい信者のためのQT

生ける水の源を探そう (エレミヤ 2:13、ヨハネ4章)

1. 聖書は、人間が経験する、あらゆる苦しみの問題について、「湧き水の泉であるわたしを捨てて、多くの水ためを、水をためることのできない、こわれた水ためを、自分たちのために掘ったのだ」(エレミヤ 2:13)と語っています。人生のすべての苦しみの原因は、神様から離れ去ったことにあります。そして、自分の渇きを満たすことができる他の水ためを掘ったことにあります。しかし、それが私たちの激しい飢え渇きを満たすことはできないことを神様は知っておられました。それゆえ、その御子イエス・キリストをこの地に送ってくださいました。

2. ヨハネの福音書4章を見ると、一人の女性が登場します。真っ昼間に、この女性は喉が渇いて井戸を探しに来ました。そんな彼女を見て、イエス様は何と言われますか? (ヨハネ4:14) イエス様はその女性が永遠に喉が渇くことのない泉、生ける水の源を持つことを望まれました。 イエス様と女性の会話に注目してみましょう。イエス様の質問に対して彼女何と答えましたか? (ヨハネ4:15) 彼女は切実な心でイエス様に懇願します。「イエス様、永遠に渇くことのない水をください。」 イエス様が私たちに与えようとしている「永遠に渇くことのない水」とは何でしょうか? (ヨハネ4:24;ヨハネ4:29)

3.イエス様は懇願する女性に「あなたの夫をここに呼んで来なさい」と言われます(ヨハネ4:16) 。すると、彼女は「私には夫がいません」と告白します。実はこの女性には5人の夫がいて、今も新しい夫がいるという状況でした。しかし、この女性は夫がいないと言いました(ヨハネ4:17)。これは単なる嘘を超えた、過去の自分の人生に対する真実なる告白です。彼女はかつて夫たちを心から愛し、彼らが自分の渇きと苦しみを完全に解決してくれると信じていましたが、彼女に真の満足を与えることができませんでした。むしろ、その女性は夫たちに会えば会うほど、ますます深い渇きと痛みを感じました。以前の5人の夫の存在は、彼女の魂を死に至らせ、より深い痛みと傷を残しただけでした。

4.イエス様はこの女性の苦しみをご存知でした(ヨハネ 4:18)。彼女はイエス様との会話を通して、自分の苦痛の原因が何であるかを知るようになりました。 彼女は愛を向けるべき対象が間違っていることがわかりました。間違ったところから満足と幸せを探していたことに気づきました。そこで、イエス様は「真の愛の対象」となるべき神様とキリストについて教えてくださいます(ヨハネ4:24;ヨハネ4:29)。彼女は、真の愛を注ぐべき夫がキリストであること、すなわち神様でなければならないと悟ったのです。それによってのみ、心の中にある渇きを根本的に解決することができることを知るようになったのです。

5.私たちの苦しみはどこから生じるのでしょうか? 魂の深い渇きと満たされない空虚さ、人生の虚しさはどこから来るのでしょうか? そして、私たちはどこに立ち返らなければならないのでしょうか?